09.11.2026 | カテゴリー, Tax
Form 1099は、米国税務上、個人や事業者が受け取った一定の所得や支払額について、支払者(payer)がIRSおよび受取人(recipient)に報告するための情報申告書です。
Form 1099にはさまざまな種類があり、例えば、1099-NEC(業務委託報酬)、1099-MISC(その他の所得)、1099-INT(利息)、1099-DIV(配当)、1099-B(株式・証券等の売却取引)などがあります。
表題のForm 1099-DAは、デジタル資産(暗号資産や仮想通貨等)の取引に関する情報を報告するための申告書です。報告対象となるブローカーを通じてデジタル資産を売却した場合、納税者はForm 1099-DAを受け取ることになります。
ブローカーには、デジタル資産の取引について売却代金を報告する義務があり、一定の場合には税務上の取得価額(tax basis)についても報告する必要があります。
また、納税者が電子交付を受けることに明示的に同意しない限り、ブローカーは紙媒体のForm 1099-DAを郵送する必要があります。
規則案では、ブローカーが顧客にForm 1099-DAを電子的に提供するための、より簡便な方法が提案されています。デジタル資産ブローカーは、2027年に交付されるForm 1099-DAから、この新たなルールを適用することができます。
なお、Form 1099-DAの報告義務は、DeFi 取引所(分散型暗号資産取引所)には適用されません。DeFi取引所とは、仲介業者を介することなく、ユーザー同士がブロックチェーンネットワーク上で直接取引できる仕組みを提供する事業者です。このような事業者は、Form 1099-DAの提出義務の対象とはされていません。