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Form 1099雑所得支払調書について

01.05.2022 | カテゴリー, Tax

Form 1099雑所得支払調書は事業主が支払先に対して後述のような支払いを行った場合に、毎年期日までにInternal Revenue Service(内国歳入庁、以下“IRS”)および支払先に対して提出しなければならない税務上の書式です。
報告する内容は主として 米国居住者の個人、パートナーシップへの支払い経費や、会計事務所や弁護士事務所への支払いも報告の対象となります。

以下には限りませんが、主な報告すべき取引内容の例です。

・年間$600 以上のリース料、サービス料、コミッション、社員以外への報酬、弁護士、会計士などへの支払い等。

・年間$10 以上の使用料(ロイヤルティ)の支払い。

支払先の Tax identification number (“TIN” (Social Security Number またはEmployer Identification Number(“EIN”) ) ) が不明の場合はBackup Withholding が義務付けられておりますので、これを回避するためにも事業主は支払先のTINが記載されたForm W-9をご入手ください。

なお、以前は雑所得支払の報告は全てForm 1099-MISCという書式にて行われていましたが、2020年度よりNonemployee compensationは従来のForm 1099-MISCとは別のForm 1099-NECという書式で報告することになっております。

これらの書式の提出期日ですが支払先への提出はForm 1099-MISC、Form 1099-NECともに翌年1月31日、IRSへの提出はForm 1099-MISCについて紙ベースの場合は翌年2月28日、電子申告の場合は翌年3月31日、Form 1099-NECについては紙ベース・電子申告いずれの場合も翌年1月31日までに行う必要があります。IRSに延長申請を提出することで提出期日の延長をリクエストすることが可能ですが、延長申請を行い承認された場合の締切は30日間延長されます。

期日までに提出されていない場合、ペナルティが課される可能性があり、また、正しいTINが記載されていない場合や記載の情報に誤りがある場合(Social Security Administrationの登録名やEIN取得時の名称との不一致)もペナルティが課される可能性がありますのでご注意ください。

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