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2025年度における社有車の減価償却について

12.05.2025 | カテゴリー, Tax

2025年に事業用として取得された自動車(乗用車)については、減価償却費の年間上限額が定められています。乗用車(トラックやバンを含む)については、減価償却費の年間上限額が設定されています。ボーナス減価償却を適用した場合、初年度の上限は20,200ドル、2年目は19,600ドル、3年目は11,800ドルとなり、ボーナス減価償却を適用しない場合の初年度上限は12,200ドルと規定されています。

一方で、車両総重量が6,000ポンドを超え14,000ポンド以下の大型SUVやトラックについては、特別な償却規定が設けられています。2025年においては、179条の規定により、最大31,300ドルまでの即時償却が可能です。ただし、179条の全体上限(2025年は2,500,000ドル)および課税所得制限(事業所得の範囲内でのみ控除可能)が適用され、これらの制限を超える部分については翌年以降に繰り越すことができます。

さらに、179条を適用する選択肢に加えて、100%ボーナス減価償却の適用が認められており、この場合は179条の上限や課税所得制限の影響を受けません。これにより、事業者は大型車両の取得コストを初年度に全額経費化することが可能となります。ただし、事業使用割合が50%以下の場合、179条やボーナス減価償却の適用はできないため留意が必要です。

したがって、2025年度においては、事業用車両の種類や利用目的に応じて減価償却や即時償却の適用が異なります。適切な規定を理解し、最大限の節税効果を享受するためには、車両特性や使用実態に応じた適切な判断が求められます。

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